ごぼうは、日本人にはなじみ深い食材ですが、はたして、どこで栽培されているのでしょうか?今回は、ごぼうの生産地について調べてみました。
日本で最もごぼうをたくさん作っているのは、あの県だ!
それでは、さっそくですが、ごぼうの生産量が全国第一位なのは、どの都道府県だと思いますか?
答えはズバリ、青森県です!!
青森県のごぼうの出荷量は、日本全体の35%を占めています(2018年度)。主な産地は、三沢市、十和田市、六戸町など太平洋側に集中しています。太平洋側は、夏場にヤマセと呼ばれる冷たい風が吹く夏季冷涼な気候であり、病害虫の防除回数も少ないことが理由となっているそうです。
そういえば、青森の方言で、「ゴンボホリ」というのを聞いたことがありませんか?「ごんぼ」とはごぼうのことで、「ゴンボホリ」はごぼうを掘ることを意味します。地中にあるごぼうを掘ることは非常に手がかかることから、「駄々をこねる」「無理難題を言う」「ぐだぐだ文句を言う」人のことを「ゴンボホリ」と呼ぶそうです。
ご家庭や学校、職場でそんな人がいた場合は、「このゴンボホリがっ!」と一喝してあげるのも良いかもしれません。その後には、ごぼう茶やきんぴらごぼうを一緒に食べて、スッキリ仲直り(フォロー?)しましょうね。
冗談はさておき、続いて第2位は茨城県です。関東平野に広がる茨城には、筑波おろしと呼ばれる「空っ風」が吹きますよね。そういった気候風土が、青森と似ていて、ごぼうの栽培に適しているのかもしれません。
第3位は、北海道。じゃがいもやトウモロコシ、アスパラガスなどだけではなく、しっかりごぼうも栽培しているところが、さすが北の大地!という感じです。純と蛍のお父さんも、もしかしてごぼうを育てていたとか、いないとか。
さらに、4位以下は、宮崎県、千葉県、群馬県、栃木県、鹿児島県、熊本県、埼玉県と続きます。ごぼうは意外にも、全国津々浦々で広く生産されているんですね。
日本一ごぼうを食べているのは、あの県民だった!
ちなみに、ごぼうの消費量No.1は、岩手県。2位は青森、3位は宮崎県です。トップ オブ ゴボウに輝いた岩手県では、1年間で1人当たり4.56本のごぼうを食べていることになります。(ごぼう1本を150gで換算)
そもそも、この数は多いのでしょうか?いいえ、ごぼうファンとしては、喜んでいる場合ではありません。もっともっとごぼうの人気を高めるためにも、少なくとも年間で1人10本をめざしたいものです。(全く根拠はありませんが)