いきなり、ごぼうのことわざクイズ!

ごぼうは、古くから日本人の暮らしに根づいてきました。日常的な食物として、吉日のお祝いとして、祭事のお供え物として、さまざまな場面で、ごぼうは人々の生活に浸透していました。

陸上選手が一気に何人も抜き去る「ごぼう抜き」なんて言葉もありますね。ごぼうにまつわることわざや慣用句もあるんですが、今回は、それをクイズ形式でご紹介したいと思います。

まずは、第1問です。〇〇に当てはまる言葉を当ててみてください。

大根頭に、ごぼう〇〇

さて、何が入ると思いますか?次の中から選んでください。

  • A 首
  • B 尻
  • C 足

答えは、Bです!

だいこんあたまにごぼうじり、と読みまして、大根は頭の方がおいしく、ごぼうはお尻(根に近い部分)の方がおいしいという意味です。そのままやないかーい、と言いたくなりますが。て言うか、ごぼうの腕でもなく、足でもなく、お尻というところが、チャーミングですね。日本人の野菜に対する愛着なのでしょうか。

ちなみに、ごぼう尻(ごぼうじり)という言葉もあります。これは、犬や猫の尾の短いものをさします。ごぼうの細長い形からすると、「え、長いんじゃないの?」と言いたくなりますが、言葉というのは不思議なものです。

それでは、第2問にいきましょう。〇〇に当てはまる言葉を当ててみてください。

人のごぼうで、〇〇する

さて、何が入ると思いますか?次の中から選んでください。

  • A 喧嘩
  • B 法事
  • C 野球

答えは、またもやBです!

人のごぼうで法事する。何なんでしょう、この大胆でばちあたりのような行動は!?と言いたくなりそうですが、ちゃんとした由来がありました。これは、人の物を利用して自分の義理を果たす、という意味です。もともとは他人が持ってきたごぼうを使って精進料理を作り、法事のもてなしをするということから生まれた言葉だそうです。自分のものだろうと、人のものだろうと、義理を通そうとする心意気は応援したいものです。しかし、ごぼうで野球をすると折れるので、やめておきましょう。

ごぼうのことわざクイズ、いかがでしたか?もしも使える機会があれば、日常会話に「ごぼう」をどんどん盛り込んでみてください!

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