ごぼうについて、最近明らかにされた新事実があります。それは、焙煎したごぼうから、チョコレートっぽい味が発生するというのです。
思わず「ウソでしょ!?」と耳を疑いたくなりますが、もともとごぼうには複雑な香り成分が入り混じっていて、焙煎したり、油脂と混合したりすることによって、どんどんチョコレートに近づいていくのだそう。
でも、そもそもカカオを使った美味しいチョコレートが普通に流通していて、わざわざごぼうでできたチョコレート風の食品が必要なのか。
「別になくてもいいんじゃない」
と言われそうですが、ごぼうサイドの人間としては、聞き捨てなりません。
カカオではなく、ごぼうで作ることによって、何が違うのか。
1カフェインが入っていない。
2食物繊維(水溶性、不溶性どちらも)がたくさん摂れる。
3ポリフェノールはカカオにも入っているので(厳密には違いますが)一旦ここではスルー。
4頭痛などを誘発するチアミン(カカオ豆に含まれる)を含まない。
5ごぼうは国内で採れるので、輸送費用が少なくて済む。
上記に加えて、カカオ原料の高騰や児童労働の問題もありますが、深掘りすると、それなりの意味がいろいろ出てくるのです。
一般に商品化されれば、健康的なお菓子やサプリメント、あるいは、スイーツや料理の素材としても注目されそうです。
畑で育った土臭いごぼうが、チョコレートのように包装されて出荷されるなんて、まるでシンデレラストリーのようですね。
※あくまでも例え話で、ごぼうの環境をわるくいうものではありません。
もしもバレンタインデーに、ごぼうチョコを贈れば、ごぼうのように太くて長~いお付き合いが続くかも。
とにかく、スイーツ業界を驚かせるくらいの発明で、ごぼうの新しい可能性が広がることを大いに期待したいですね!