ごぼうの種は、漢方では牛蒡子(ごぼうし)といい、昔から解毒剤の民間薬として風邪に、国内外問わず使われてきました。日本には、古来、中国から農作部として渡来したといわれています。そんな古くからある民間薬の「ごぼうの種」が新たに注目を集めています。今回は、ごぼう栽培における種蒔きと「ごぼうの種」のヒミツをご紹介していきたいと思います。
ごぼうの種蒔き方法は、特別変わった手法ではありませんが、今回はある農家さんが使用している種蒔きの機械をご紹介します。
ひも状に加工された種が、ピンポイントに肥料と一緒に植えられていきます。過剰な肥料が、土質悪化、環境問題になっている中、環境にも経済的にもやさしい方法ですね。
こちらを使用することで一定間隔で種をまくことができるのもこの機械の良い点です。
しかし、この機械はもう販売されていないとか。残念ですね。
乳腺炎の予防に効果がある!?
牛蒡子は民間療法として、出産後の乳腺炎に使われることがあると言われています。しかし、生薬が寒性で便通を促進しますので、胃腸の弱い方は注意が必要になります。お悩みの方はお医者さまにご相談の上、試してみるといいかもしれません。
牛蒡子の煎じ方
牛蒡子 | 10g |
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水 | 600cc |
- 牛蒡子のタネをお茶のパックに入れて、600㏄の水で30分煮出します。
- 沸騰し、600㏄の水が半分くらいの量になったら完成。お茶のパックは苦くなるのですぐ取り出します。
作ったお茶はその日のうちに飲み切ってください。